※この日記は携帯電話で書いています。読み難い部分もあるかと思いますが、ご容赦下さい。
≪ハル君:3歳3ヶ月≫
≪ハナちゃん:0歳3ヶ月(生後110日)≫さて、前の日記では、とある方の
『水』についての考察を転載させて頂きました。この記事を読んだ時、私自身、テレビを見てても分からないコトが分かって少し安心できたので、子供を持つ他の皆さんも、コレで少しでも安心できたら良いなと思ったからです。
別に今後も、その方の日記を転載し続けていくつもりはありませんが、
今日(日付的には昨日)その方が書いていた日記が、前の日記の補足的なモノだったので、また転載許可を頂いてきました。
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↓以下、転載↓
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『甲状腺の組織加重係数を考慮した母乳による乳児の被曝』
(2011/03/26 16:41)
--------------------以前の日記、「母乳を与えているお母さんへ」
では、母乳を与えても子供さんへの被曝はそんなに心配しないで良いと書きました。しかし、甲状腺の組織加重係数というものを考慮すると、安心な範囲は大分狭くなることがわかりました。
「母乳を与えているお母さんへ」では全身に対する被曝を考えた数値でした。しかし、甲状腺がんのリスクを考えう上では甲状腺の被曝量を考えたほうが厳密です。実際に甲状腺の被曝量を測定するのは困難なので、組織加重係数という数値で割ります。他の組織への被曝をゼロと仮定しているので厳しい見積もりになるのですが、お知らせしておいた方が良いと考えて計算結果を報告します。
<甲状腺の組織加重係数を0.04(ICRP は2007年に甲状腺の加重係数を0.05から0.04に変更)とし、一日2リットルを飲んだ場合に甲状腺の被曝量が50mSvに到達する日数:ICRP Publication88より、I-131の係数 5.6E-5 mSv/Bqを使用>
ベクレル/kg
1 17857.1日
10 1785.7日
50 357.1日
100 178.5日
200 89.2日
300 59.5日
甲状腺の組織加重係数を考慮しない場合に比べてだいぶ期間が短縮してしまいます。
上限値の300Bq/kgの数値が続いた場合、二ヶ月で50mSvに到達してしまうのは問題です。まだ、事故後の日数が短く、高い数値が続くことも関東圏では無かったので、現状でお子さんに影響が出ることは考えられませんが、この計算結果に基づけば、高い数値が続いた場合には水道水の飲用を控えたほうが良いと考えられます。
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『どの位リスクがあるのか計算してみよう』
(2011/03/26 20:00)
--------------------さて、今回の放射性物質汚染では様々なデマが飛び交い、人々を不安に陥れています。政府も直ちに影響しないというコメントを繰り返すばかりで、その根拠を丁寧に示すことはありません。
では我々はどの位のリスクに晒されているのか、計算してみましょう。子供は放射線に弱いと言われてますが、どの程度弱いのでしょうか?
今回は、原子力安全委員会 環境放射線モニタリング指針 平成 20年 3月
(www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/houkoku20080327.pdf)の46ページ、甲状腺等価線量に関する〔表I-3〕の経口摂取係数を基に算出します。1歳までを乳児、4歳までを幼児としているようですが、成人が何歳からなのか判りませんでした。
ここでは、毎日摂取する水について試しに計算してみます。
水分に関しては
http://www.xn--ihqx84eb5w.com/dansui/hitsuyou.htmlに基づき、今回は成人3kg、幼児1.5kg、乳児1.2kgを毎日摂取したとします。
甲状腺がんの発がんが僅かに増加する50mSvまでにかかる日数は、乳児の規制値である100ベクレル/kgでは
成人 100×3.2E-4×3=0.096mSv/日 50÷0.096=520.83日
幼児 100×1.5E-3×1.5=0.225mSv/日 50÷0.225=222.2日
乳児 100×2.8E-3×1.2=0.336mSv/日 50÷0.336=148.81日
となります。関東の大部分では、100Bq/kgより濃度が低いので水道に関してはすぐに影響が出ることはないし、数日飲んでしまったからといって、何の影響もないことが良くわかると思います。
しかも、放射線で傷ついたDNAは修復酵素によって修復されるので、実際の効果は単純に足し算されていくわけではありません。
予断を許さない状況ではあるものの、緊急にどうこうなるというレベルではないことがお分かり頂けたでしょうか。必要以上に不安になってデマに惑わされたりせず、かといって油断せず、お子さんにはできるだけ気を使ってあげましょう。大人は現状では問題ないので、大人のために水を買い占めたりするのは控えましょう。それらの資源は相対的にリスクの高い、子供に回されるべきだからです。成人は年をとるほど感受性が低くなり、40歳以降では高濃度の放射性ヨウ素を吸収しても安定ヨウ素剤は必要ないとされています。
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<甲状腺がんについて>
50mSvですと通常時に甲状腺がんの子供が10000人発生すると仮定した場合、50mSv被曝したグループでは甲状腺がんが10002.5人に増加するということが、チェルノブイリの結果から予測されます。甲状腺がんは治りやすいがんで、チェルノブイリの時には4000人の子供が甲状腺がんになりましたが、亡くなったのは9人でした。実に99%の子供が助かったのです。現状の関東圏の汚染状況はチェルノブイリとは比較にならないほど低く、甲状腺がんが懸念される線量を被曝してしまった妊婦さんも、子供もいません。
<汚染されていない水の確保について>
まず、ミネラルウォーターでミルクを作る時には硬水を使用しないでください。硬水は赤ちゃんの腎臓に負担をかけ、脱水症状を起こすことがあります。軟水を使用してください。また、放射性ヨウ素は活性炭や中空糸膜フィルターでは除去できませんし、煮沸によっても消えません。しかし、スーパーなどで生産販売、あるいはサービスされているRO水とイオン交換水では除去されます。ミネラルウォーターが手に入らず心配という人はこれらの水を入手されると良いでしょう。しかし、そのままでは日持ちがしないので、こまめに汲みに行くか、冷凍しておかなければなりません。また、ヨウ素は8日で半分になりますので、凍らせて8日待てば放射線量は半分になる、ということも知っておくと良いでしょう(凍らせないと水は細菌等に汚染されやすくなります)。
RO浄水器は家庭用のものあります。例えば以下のもの
http://www.marfied.co.jp/--------------------
↑転載、終了↑
--------------------以上です。
私にはこの記事は、テレビなんかより、よっぽど説得力があって、ありがたい記事でした。
こんな不安な情勢ですから、けして私の力ではありませんが、
この記事を読んで、皆さんにも少しでも安心して頂けたら幸いです。*******************************
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